よくあるウレタン吸音材の真実?

日記・雑記
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最近、アマゾンなどでもよく見かけるウレタン吸音材ですが、この話は実は、旧phile-web時代にも書いています。

ウレタン吸音材は、もう20数年くらい前になりますが、AA誌で某、著名?オーディオ評論家がルームチューニング特集で「コストパフォーマンスが良い」と評してた事がありました。

実は、有名?ルームチューニングアクセサリーの中身が、正にコレだったりします(木枠にウレタン吸音材を入れ、麻製布で包んだ製品)。

それを見て、まだ当時割高だった東京防音製を大量購入した時期もありました。

著名評論家はウレタン吸音材に良い評価をしていましたが、私が使った感想は、

「使い方を間違うと、少量でも返って音がヤバいレベルで汚れる」

です。

同じくアマゾンで出回っている拡散パネルもそうですが、とにかく双方は音圧で共鳴現象が起き、付帯音が乗ります。

ウレタンは吸音材なので、拡散パネルよりも性質が悪いとも言えますね。

壁が通常の漆喰か石膏ボードの場合、特に中低域が不明瞭に膨らみ、不快な音質になってしまう事があります。

逆に、今の私の部屋のように壁や床の強度が高い場合にウレタン吸音材は如何なのか?というと、

今度は中高域に付帯音が乗ります。

アマゾン拡散パネルの時でもそうですが、吸音材を上から殴って「パコパコ」とか「ピチピチ」とか音がするようだとダメです。

これの対策ですが、拡散パネルと同様、ゴム板や防音ゴムシートを裏面にベッタリ貼り付けると良いです。

面積比でいうと、NB系のゴムシートより、防音ゴムシートの方が割安です。

別の対策方法では、ウレタン吸音材に50mm間隔以下でひたすら仮釘を打ち込む事です。

下画像はゴム板ではなく、仮釘を40本くらい打ち込んでいます↓

この方法だと、壁が木の板材の場合は2~3mm程度の深さを打ち込めば止まってくれるので、後日、吸音材が不要になった際に仮釘ごと抜いても跡が目立ちません(石膏ボードだと深く打ち込まないと止まってくれない)。

これらを考慮すると、何の対策もせずに済むポリエステル吸音材はかなり使いやすい吸音材と言えます↓

ただし、音源に近いと低域すら吸音し過ぎてしまうのが欠点ですが。

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