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「オーディオ耳」で聴いたコンサートのハシゴ

日記・雑記
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オーディオのサウンド作りをしていると、コンサートに来ても音の聞え方や音質などが気になることを改めて感じた学びの多いコンサートでした。

 

①ミューザ川崎で聴いた「ヨハネ受難曲」

午後の一番は、歌の知人が入っている合唱団の定期演奏会を聴きにミューザ川崎に来ました。褒める感想ではないので、詳しいことは割愛しておきます。

座ったのは2000名規模のホールの2階席中央やや左側の席です。その位置から撮ったいますが、ステージからの距離がかなりあります。自分で選ぶならもう少し前方とするのですが、招かれたチケットでしたので指定された位置でした。

 

演奏曲は、バッハのヨハネ受難曲です。合唱団の定期演奏会なので、100名近くで編成された合唱が主役ですね。伴奏は小編成な古楽器オーケストとソリストのプロを迎えての演奏でした。ですが、この位置から聴く合唱の歌声が小さく、響いて来なかったです。出来ることならホール中に鳴り響く感覚が欲しかった。そんな歌声は、これぞ生の醍醐味と感動します。オーディオ再生もそれを目指したいですね。加えて、プロのソリストの歌声も小さかったのです。何を言っているのか聞き取れないレベルだったので少し残念でした。

 

やはり大ホールでの演奏は厳しいですね。アマチュアは特に広い空間でのコンサート開催はご法度だと思いました。響きの質よりも、ホールの容積を第1に考えるべきと。自分も大ホールで歌ってみたいと、分不相応なことを思い浮かべたりしますが、出せる声量に対して、一回り小さいくらいの容積のホール選びをしておくことが肝要と思わされた演奏会でした。

 

 

②東京文化会館小ホールで聴いた「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽」

消化不良のミューザを後にして、上野のホールに向かいました。このホールは以前から度々聴きに来ているホールです。扇形をした形状のホールで、壁面がコンクリートとなっています。ステージ上の天井が高くて客席後方に向かって片流れで降りてくる、変わった形をしたホールです。

これまでの経験から、座席位置によって響きの聞え方が大きく変わるホールだと感じます。前側座席の中央付近の席で聴いた際に、響きが耳について聴いていられずに、サイドの空席部分に移動したことがありました。以前の経験から室内楽は最前列がよい印象がありましたので、今回もそこを選んでします。

 

日本人でありながらベルリン・フィルのコンサートマスターを務める樫本大進の演奏を一度は聴いてみたかったので選んだコンサートでした。

東京春音楽祭の初日のプログラムで、演目は演奏される機会が少ないピアノ四重奏曲集です。どの曲も初めて聴くものでしたが、ベルリン・フィル・メンバーの室内楽が目の前で聴けると期待を込めて向かっていたのですが・・・

 

目の前であるにも関わらず、音がダイレクトに響いて来ません。このホールで、この位置、そして名手たちによる演奏なのになぜ?と考えてしまいます。弦楽トリオとピアノの組み合わせでしたので、この位置で聴くのは、ピアノが響きすぎることだけを心配していたのですが、ピアノは音量的にも響かせ方もピタリと弦楽と合っています。この点はさすがだと思いましたが、「最高の弦の音が聴きたい」という思いが拭えないでいました。聴きながら感じたのは、このホールの形がステージ上の天井が高く、徐々に下がっているために音が上に逃げていることです。だから最前列で聴いてもダイレクト感がないのだろうと。オーディオ用の斜め天井のリスニングルームも、スピーカー側を低くして、リスナ側に向かって高くすべしと言われますが、同じことかもしれないと思いながら聴いていました。期待が大きかった点も、負の感想につながっているかもしれないです。

 

<演奏曲>

・ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36-1

・フォーレ:ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 op.45

・ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 op.26

 

初めて聴く曲ばかりでしたが、ベートーヴェンはよかったです。弦楽と絡むピアノが絶妙で聴き惚れていました。さっそく自宅で聴きたくなって探したのですが、全集ものにも入っていませんでした。ストリーミングで探したところ、イメージバッチリな音源が見つかりましたのでさっそく注文をかけました。

”Genuin”というレーベルでHMVでしか取り扱いがなかったのと、「お取り寄せ」扱いとなっていましたので届くかどうか?マークです。やはりストリーミングはいいですね。

 

いつもの感動度も記載しておきます。

・ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36-1 ★★☆☆☆

・フォーレ:ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 op.45 ☆☆☆☆☆

・ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 op.26 ☆☆☆☆☆

 

振り返ってみると極端に「オーディオ耳」で聴いたコンサートとなりました。ちょっと振れ過ぎていましたね。「生には生の楽しみ方があり」「オーディオにはオーディオの楽しみ方がある」ことを再考するよい機会だったと思います。でも正直言って、室内楽を聴くならサルビア音楽ホールの方がいいです。内緒な話。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤンさん、こんにちは。
    演奏の質は一旦脇に置きまして、ミューザ川崎シンフォニーホールはご存知の通り楽器は素晴らしく響くホールですが、声楽だけは鬼門だと思っています。
    と言いますのも、過去のコンサートでの経験上、P席からの歌はホール全体に響いて良いのですが、ステージ上で歌うと狭い1階の壁の内側で音が回ってしまい、なかなか上層階に音が上がりません。
    これは、底面積が小さい一方で高さがあり、かつ1階の壁がほぼ垂直あるいは少し下向きになっている、というホールの設計に起因するものだと推測しています。
    これを防ぐにはかなり上方を向いて歌う必要があるのですが、そこまで意識して歌う方は(プロですら)少ないです。楽器だともともと上方に音が飛ぶのでこのようなことは起きないのですが…。

  2. 眠り猫さん、コメントありがとうございます。

    ミューザ川崎は声楽が鬼門だったのですね。言われてみれば、ミューザで声楽を満足して聴けたためしがないです。聖トーマス教会のマタイ受難も聴きにいきましたが、ガッかりだったような記憶があります。

    加えて、おっしゃられることに納得しました。当日ものューザでの古楽器の小編成オーケストラの音はまずまず聞えましたし、東京文化会館小ホールのピアノ四重奏は音が上に上がってしまう感覚でもう一つでした。

    さすがです。音楽通でオーディオマニアの方の言葉は響いてきました。

  3. ヒジヤンさん、こんにちは。

    本日記へのコメントに相応しくない人間ですが、眠り猫さんのレスを読んでからミューザ川崎の写真を見てみると確かにステージから上方に向かって放射されない音は一階を取り囲む壁によって二階席に響きにくそうですね。

    なるほど~と思いました。

    それにしてもヒジヤンさんはアクティブですね!

    (少しだけ)若いgenmiも見習わんと、とも思いました(笑)

  4. genmiさん

    オーディオのためなら、たとえ火の中水の中・・・ってウソです。
    声楽はいくら練習しても、ちっとも上手くならないのに、オーディオは打てば響く感じで面白くて仕方がないです。

    ジジイ的なお節介で言うと、オーディオが煮詰まってきたら生演奏と両輪で楽しむのがいいですよ。生で感動すると、オーディオを聴くのが益々楽しくなります。音の参考にもなりますしね。

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