幸田浩子&村治佳織 デュオ・リサイタル

日記・雑記
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このコンサートはチケット救済サイトを見ている中で大阪公演を見かけたので、もしや東京公演もあるのではないか?と思い探し見つけたものです。通常は人気のコンサートとなると、半年ほど前のチケット発売タイミングでないと希望の席を取ることは出来ません。生演奏を聴くにも、音にこだわるのであれば、ホールと座席選びが大事であると思いますので、以前はコンサート予定を事前に調べて発売日に取得していました。ですが今は、その時々の目的に合わせて(多くはサウンド作りのため)生演奏を聴いているので、事前予約が出来ません。どうしても直前ゲットとなってしまいます。

 

今回のコンサートはミーハー目的です。姫のリサイタルがあるなら行きたい!と言うのが動機でした。音響も悪くない浜離宮朝日ホールでの開催ですし好みの座席が確保できれば・・・と思って探しました。チケット救済サイトに掲載されていたのは大阪のいずみホールの開催だったんですよね。1階席2列目のセンターでした。この位置なら姫のお姿がまじまじ見れます。新幹線を使っていくか?とも考えたのですが、それもちょっと恥ずかしすぎますね。おっかけするなんて・・・

 

なので、直前でしたが探しました。先ずは主催者に電話します。後方席しか空いていませんでした。仕方がなく、ネットで予約できるイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットと全部探しました。

上記が全容ですが、結局イープラスの1階6列20番(右端)を選びました。この位置なら、お姿もよく見えて、音も悪くなかろうという判断です。

 

楽しみにしていた、その日がやって来ました。席に着いて、ここらな悪くなかろうと再確認しました。記念にすかさず収めます。

開演を待ち、今から始まろうと言う時です。前の方で揉めているような声が聞こえました。

A:この位置は私の席なんですが・・・

B:えっ、そうですか?ここは私が座りました。

A:ならチケットを見せてください。

B:・・・・・・・・・・ しぶしぶチケットを見せる。

A:17列じゃないですか?

B:おかしいな・・・・・・と言って後ろに向かいました。

かなり年配の男性でしたが、やはり近くで見たかったんですね。3列目右ブロックの通路際です。お顔が一番見やすい位置ですね。

「ぷっ、ぷっ、ぷっ」と心の中で笑った一幕でしたが、気持ちはわかるな~なんて気分でした。

 

その後に幸運はやって来ました。自分が座ったのは、6列目の右ブロックの端だったのですが、左隣りに誰も来ません。「開演後は、席の移動はしないで下さい」とアナウンスが流れましたので、今まさに開演しようとした時に中央の通路際の席に移動しました。自分にとって、見るにも聴くにも最高の席です。

 

さて開演です。プログラムは下記です。

第1部

♪B.M.R ギブ:愛はきらめきの中に -村治佳織

♪村治佳織:エターナル・ファンタジア -村治佳織

♪バッハ/グノー:アヴェ・マリア ー幸田浩子/村治佳織

♪藤満 健:「ジャンニ・スキッキ」パラフレーズ -藤満 健

♪プッチーニ オペラ『ジャンニ・スキッキ』より”わたしの愛しいお父さま” -幸田浩子/藤満 健

♪プッチーニ オペラ『つばめ』より”誰がドレッタの美しい夢を” -幸田浩子/藤満 健

♪グノー:オペラ『ファウスト』より”宝石の歌” -幸田浩子/藤満 健

 

第2部

♪マンシーニ(藤満健 編曲):ムーンリバー -幸田浩子/村治佳織/藤満 健

♪スペイン民謡:禁じられた遊び -村治佳織

♪ニーノ・ロータ:ロミオとジュリエット -村治佳織

♪久石譲:人生のメリーゴーランド -村治佳織

♪ハーライン(藤満健 編曲):星に願いを -幸田浩子/藤満 健

♪R.ロジャース(藤満健 編曲):『サウンド・オブ・ミュージック』よりメドレー -幸田浩子/村治佳織/藤満 健

 

前半がクラシック主体で、後半はポピュラーが主体のライトな感じのコンサートでした。感動する音楽ではないのですが、姫が歌う姿が見れるでも満足です。

 

感想としては、クラシックギターはマイク付きでしたが、このホールの大きさですと音量的に厳しい感じでしたね。アンプの音量を上げるとハウリングを起こすようでしたし、村治さんは出来るだけ「生音」を聴いて欲しいという思いの音量設定かと思いました。

 

姫の声はよく聴こえました。芯があり透明感のある歌声を満喫しました。第1部のドレスでは、「少しふくよかになったかな?」なんて思いながら見ていたのですが、相変わらず表情豊かです。

 

今回のコンサートで一番勉強になったのは、舞台の構成とトークでした。6月のイギリス館でのコンサートがちょうど似たようなコンセプトで、得意科目の違う少人数な出演者がそれぞれの個性を組み合わせながら行うコンサートでしたので、学ぶべき点が多かったです。今回感じたよい点は、自分の企画にも反映しようと思いました。そして、普段は楽器主体のコンサートを聴いている人が、歌のコンサートを聴くときの気持ちもわかりましたので、自己の演奏にも取り入れたいと思います。音楽もオーディオもいくつになっても学ぶことばかりです。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤンさん。貴重なコンサートのレポートありがとうございます。

     クラシック曲は殆ど聴かない当方ですが、村治佳織嬢の演奏については極力4K放送を録画をしたりして自宅で視聴しています。いつかは良席で生演奏も聴いてみたいですね。

     首都圏にお住まいですと生演奏に接する機会が多くて羨ましい限りで、当方の場合、職場から近い県庁ホールで月1度開催の「県民ロビーコンサート」を楽しみにしています。演奏については玉石混交ですが貴重な生演奏が無料で楽しめます。

     大きなホールのようなロビーで正対する壁面が多いことから音響的には良くなくて最も音が良かった(まとも)だったのは普段から屋外の悪条件で演奏している県警や自衛隊の音楽隊が時々臨時で披露する演奏でした。(汗)
    https://www.pref.miyagi.jp/site/kenmin-loby-conchrt/

    ヒジヤンさん及び村治さんの今後のご活躍も期待しております。(笑)

  2. たかけんさん、おはようございます。

    ミーハー目的のコンサートでしたが楽しめました。
    そちらでは、月に一度「県民ロビーコンサート」があるのですね。リンク先のロビーでフルオケはすごいですね。

    書き込みをいただいた内容から想像すると、それほど響きのある空間ではなさそうですね。だから、普段から野外で演奏を行う県警や自衛隊の音楽隊の演奏の音がいいのかな?なんて思いました。

    生とオーディオの両輪で楽しむと、楽しみ方が広がりますね。

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