出水電器2011年4月試聴会

日記・雑記
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4月最後の土曜日夕方、都内西蒲田にある出水電器の試聴室で、震災後はじめての試聴会が開催されたので、早速参加してきた。
ブログの方もご覧ください。
今回からスピーカーにパイオニア製リボントゥイーターPT-R7Aが追加され、高域側の再生帯域10kHz以上をこのPT-R7Aが受け持つようにした3WAYマルチアンプ仕様に変更されていた。
参加者は震災後であること、大型連休に入った直後ということもあり、小生の他常連のK氏、S氏に初めて参加の方を含め7名という少人数で、おかげで仕事帰りで遅れていったのにもかかわらずゆっくりと試聴することができた。
今回初参加の方の中には、島元社長が伊豆の別荘地に拠点を移された縁で、熱海から参加のオーディオファイルも居られた。

3WAY化に伴い、トゥイーターを駆動するアンプはアリオンT-100を使っていたが、マルチアンプ用に開発されたアリオンS-200とのバランスはDEQXでうまく折り合いがつけられており、輪郭がはっきりした色付けのない自然な高音域が特長のリボンユニットが活き活きとした音楽を聞かせてくれた。
島元社長曰く「本来ならこのようにプリメインアンプを使うのでなく、専用のパワーアンプを使えばいいのですが・・・」と至って謙虚なご様子だが、アンプの質が揃うのであれば、大パワーを必要としないトゥイーターの駆動なら、このような方法もあるのかと思った次第。

いつものようにCDからWAVファイル形式でリッピングした音楽データをDPAT7-64経由で再生するが、いつ聴いても素晴しい音楽を聴かせてくれる。

聴かせていただいたのはブルーノートのリマスターCD「スタンリー・タレンタイン / Ballads」より“Then I’ll Be Tired Of You”。
今回3WAY化されたことで、ホーンユニットが超高域まで無理することがなくなったため高音域がよりクリアになり、音像が上にフォーカスするようになったのは、リボントゥイーターが乗ったためだろう。
JAZZ Clubでお酒を飲みながら、眼前での演奏を聴いている気分にさせてくれた。

さて、最後に小生のシステムにも全て組み込んで満足している出川式電源の開発者、出川氏が新たに開発された新製品のMNR-0602(Magnetic NoiseReduction System )。
その名のとおり、電源から侵入するノイズを除去する効果がある電源タップで、入力は2つのコンセントで1500Wまで繋ぐことができる。
DPATに取り付けてあるなしを比較試聴したのだが、確かにS/Nが上がり、音の伸びが自然になって聞こえる「ような気がする(^^ゞ」
しかし激変レベルではない。
他の参加者からもあまり驚きの声が上がるほどではなかったがこれは、ここ出水電器の電源環境が整備されていて、差をあまり感じないのかもしれない。
歪を取り除けば除くほど、制振対策を施せば施すほど。音楽から精気、躍動感が失われていくという経験はオーディオをやっていれば誰しも経験することだが、この機器も全ての環境で効果を発揮するわけではなく、使う環境によっては素晴しい効果を発揮するのではないかと感じた次第。

試聴会後は恒例となった、東急池上駅近くにある居酒屋きさらぎに移動しての懇親会。
同好の士と美味い料理とお酒を飲みながら好きな音楽やオーディオの語らいで過ごす楽しいひと時を過ごして深夜に散会した。

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