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ムジークフェラインサウンドのまとめ – 7th Wien

日記・雑記
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7th Wien Soundについてのまとめの集大成として、ムージークフェラインサウンドのまとめ実施します。このまとめは、教会サウンドでの教訓、歌声まとめでの教訓、そしてコンツェルトハウスまとめの要素も取り込みながら、ムージークフェラインサウンドのまとめを行っています。そして、自宅のオーディオサウンドに向けた指標へつなげるためのまとめです。結果として、これまでムージークフェラインは「どこで聴いても同じ音」と思っていましたが、その感想は違っていたことを学びました。また、「怒涛の低音」と思ってきましたが、それほどではなかったことと、ステージより下にある平土間ではステージと床面が生む低音が、音楽を聴くのに邪魔をすると感じた7th Wienでした。

 

7th Wienでのムジークフェライン コンサート体験

3/3  ムジークフェライン大ホール トーンキュンストラー公演   2階席右バルコニーの3列、ホール中央部

3/6  ムジークフェライン大ホール ウィーン・シンフォニカー公演 2階席 3列目、センターやや左

3/7  ムジークフェライン大ホール トーンキュンストラー公演   1階左バルコニー 1列目 ホールやや後方

3/7  ムジークフェライン大ホール ウィーン・シンフォニカー公演 1階席16列目 平土間やや右寄り

3/9 ムジークフェライン大ホール  ゲヴァントハウス公演   1階 8列目 平土間センター

3/10 ムジークフェライン大ホール ゲヴァントハウス公演   1階左バルコニー 1列目 センター通路前

 

ムジークフェライン大ホール全景

 

①トーンキュンストラー公演

2階席右バルコニーの3列、ホール中央部で聴いた

・音量は十分

・明瞭で、近くに感じる実音と響き

・中低音の厚い音

・ダイレクト感もある

この席からはステージがほとんど見えないのですが、音はいいです。バルコニーの3列目は後ろがいないため、立って聴けばステージは見えます。実際に立って聴いている人もよく見かけました。この席はステージから遠いですし、2階席なのに音は明瞭でダイレクト感もあり、音楽を聴くのに適したサウンドだと思います。ムジークフェラインのサウンドマジックの一つだと思いました。その理由として、幅が狭いシューボックス型の芳醇な左右方向の響きが、実音を補強して音量感とダイレクト感を生み出したと考えると説明がつきます。

しかもステージが見えないので格安の設定となっていますので、コンストパフォーマンスがとても高いと思います。この日は6扉の位置でしたが、5扉、4扉のサウンドを確かめたところ、4扉が一番好みで、次に6扉、そして5扉の順に感じました。ウィーン在住で何度もコンサートに足を運ぶなら、2階席のバルコニーの3列目を選ぶと感じたほど満足度が高かったです。

 

②ウィーン・シンフォニカー公演

2階席 3列目、センターやや左で聴いた

・音量感は薄い(協奏曲:最大72dB 交響曲:最大78dB)

・実音と響きのバランスは、響き寄りで空間の大きさは感じるものの、明瞭さが犠牲となっている

・ダイレクト感も感じなかった

この席で聴いて、ムジークフェラインでも座る場所で、これほどまでに差があることを認識しました。ステージ周辺で聴いている分には似通ったサウンドと感じていましたが、2階席のセンターでは響きが多く、音量感、明瞭さ、ダイレクト感が感じられませんでした。自分の好みからは外れるので、今後にこの席を選ぶことはないと思います。

 

③トーンキュンストラー公演

1階左バルコニー 1列目 ホールやや後方で聴いた

・音量感がある(ただし計測値は最大78dBだった)

・明瞭かつ響きも心地よく、バランスのいい音響と感じた

・ダイレクト感もある

レクチャーコンサートのため、前半はレクチャーで、後半が通した演奏の形で進められました。そのため料金設定が低くなっていました。特筆すべきは、ホールの後ろ寄りの位置であるにもかかわらず、明瞭な音とダイレクト感も感じたことです。さらに計測上の数値が高くないにもかかわらず、音量感やダイレクト感があることから、体感上の特性は、計測上の数値で決まるものではないと思いました。

この要因の一つとして、聴く位置がステージと同じ高さにあることと感じます。ステージが増幅する低音や、床から湧き上がるような低音が中高音に被らないことによる影響が多いと感じました。そして、ホールの後ろよりですが、左右に寄ることによって芳醇な響きは感じにくくなり、実音を補強し音量感とダイレクト感を感じると共に、実音と響きのバランスも整うのだと思いました。

 

④ウィーン・シンフォニカー公演

1階席16列目 平土間やや右寄りで聴いた 

・計測上の音量は高いが、音量感は高くなかった(計測最大値は84dB)

・やや明瞭な音だが、響きが多いと感じた

・ダイレクト感は感じにくい

③と④の公演は同じ日に聴いた公演ですが、③の音響の方が自分好みでした。ホールの中ほどの平土間では、響きが強く感じられて、反面として音量感とダイレクト感は薄く感じられます。また、音の明瞭さもスポイルされてしまうため、自分好みのサウンドではなかったです。床面から湧き上がるような低音も中高域への被りを感じて、マイナス方向に働いているように思えました。一般的には、ムジークフェラインで一番音がいいと言われている位置ですが、自分好みではなかったです。

 

⑤ゲヴァントハウス公演

1階 8列目 平土間センターで聴いた

・音量感が高い(計測最大値は87dB)

・音はいいのだが、明瞭さが思ったほどでなかった

・ダイレクト感もそれほど高くなかった

・低音の押出は強く感じる

この席は、今回のムジークフェラインで一番気に入るであろうと想定して選んだ席でした。ですが、思いのほかに明瞭さもダイレクト感もなくて想像と違いました。なぜそうなるのかを考えた結果が、「低音の被りがあるため」です。高い位置にあるステージと段々畑上にせり上がったステージからくる低音がちょうど耳位置あたりに迫ってきます。この低音が明瞭さとダイレクト感をスポイルしているのは間違えないだろうと思いました。

この位置はカテゴリ1となりますが、サウンドの好みから言うと③の方がいいかな?と思いました。一番座席数の多い平土間は、自分との相性はよくないようです。

 

⑥ゲヴァントハウス公演

1階左バルコニー 1列目 センター通路前で聴いた

・音量感が高い(計測最大値は85dB)

・音に圧倒されたー明瞭さ、ダイレクト感、響きのバランスも文句なし

・音が勝ちすぎ、音楽が聴きにい面もあった

意図せずに最高のサウンドを味わった感覚でした。音量、明瞭さ、ダイレクト感、響きの心地よさ、すべての面で文句はなかったです。このサウンドはステージと同じ高さの床面高、幅が狭いシューボックス型の強い左右方向の反射音(実音から1/20秒以内に届く音)と芳醇な響きがなせる結果と感じました。反面として、音が勝ちすぎて圧倒されるため、音楽を味わう感覚が減ってしまう印象も感じます。その側面から考えると、1ブロック後方のセンター通路後ろのバルコニーが音と音楽のバランスがよさそうに思えました。

 

以上がムジークフェラインで聴いたサウンドのまとめとなりますが、同一曲の同一オーケストラでの比較ではないため、同一条件の比較とはなりません。ですが、サウンド傾向としては間違えないと思います。こうしてみると、ウィーン トーンキュンストラー管弦楽団のCPの高さには目が引かれます。一般発売時には、9割の席が埋まっている人気の高さも納得しました。

 

今回の新たな指標としては、「ダイレクト感」を重視しました。ダイレクト感とは、演奏者が奏でる音をリスナーが直接感じるという指標であり、例えれば「ムターのヴァイオリンは遠く離れても飛んでくる音を直接聞く感覚」、「シフのピアノは遠く離れて聴いても粒立ちの良さを感じる音」、「素晴らしい声楽家はオペラハウスで聴いてもしっかりした声を届ける」、などと同様な感覚です。100人規模のオーケストラが奏でる音も身体に感じられるように聴けるかどうかの指標を「ダイレクト感」としました。

 

これらの結果から、新たなオーディオサウンドに向けた指標が決まりました。生演奏とオーディオサウンドでは、奏でる音に響きの情報が入っているか否かの違いはありますが、リスナーが聴くサウンドに置き換えれば大きな差異はありません。オーディオサウンドでは、「ソフトの中の実音と響きを分離させること」「分離した実音はリスナーに対して、音像がクリアになるように調整し、響きは部屋中に回るように調整する」だけです。しかしながら、文字にするのは簡単ですが、実現するのが難しいことは誰もが肌身で感じていることでしょう。簡単にすべてを満足する音は出せません。今回目指すオーディオサウンドは、「ダイレクト感」の高い音を重視します。

 

7th Wienの振り返りは以上で終了となります。

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